2010.08.19 Thursday

今まで一度も行ったことがなかった、
福生名物ジージー焼。
風の噂で「もうすぐお店の方が閉店してしまう」、
というのを小耳に挟み急いで行ったのではありますが、
さすがは昔ながらの人気店。
すでに常連さん達によって予約で一杯。オーマイガー。
日を改め(予約して)再度お邪魔してきました。

「あ、あのー予約した者ですが…」
「あら?5時半って言っていなかったかしら?」
予約時間を勘違いして5時に入店してしまい、
気まずい空気が流れる店内。
「あ、外で時間潰してまた来ます!」
「すぐ準備しますから店内でどうぞ」
ドキドキしながらテーブル席で目を閉じて瞑想してると、
運ばれてきた日本製の卓上しちりん。

「おおー燃えてるね」
なんつって網に手のひらを当てたりなんだりしていると、
なにも注文していないのに運ばれてきた、
ジージーと思われるお肉。
(秘伝のタレに漬け込まれたホルモン)

とりあえず適当に並べてみたジージー。

数分後、常連さんと思われるお客さんで超満員になる店内。
メニュー、テーブル、カレンダー。
あちこちからいいお店特有のオーラが、
モワンモワンと立ちこめていました。

「あ、どうもすみません!」
仕込みの真っ只中な店主さんに、
恐縮しながら注文した瓶ビールと長ネギ。

ジージー同様、
注文してないのに運ばれてきたキャベツ(一皿目は無料)。
このキャベツに何気なくかかっているソースと思われる液体。
絶妙の分量だなぁ〜なんて思いつつ、
テーブルの隅から店主さんをチラっチラっと観察していたのですが、
ビツクリ仰天しました。
うまく例えることができないのですが、
なんかワラみたいなものを剣でシュパっと斬る名人がいるじゃないですか。
そんな名人を彷彿とさせるすんごく真剣な表情で、
キャベツの上(絶妙な高さ)からソースと思われる液体を、
左右にサササーっとかけておられました。
(俗に言うプロの仕業です)
黙って有難く食べるべし。

「ひぇ〜あっつぅ〜」
巨大な扇風機が稼動してるのみで、
おそらく冷房が効いていないと思われる店内。
うちわをパタパタやりながら、
暑い暑い言いながら、
毛穴という毛穴から汗を流しまくって食うのがこれまた最高!
なのであります。

ジージーを食したあとに頂いた牛タン。

「うまい!」とか「美味しい!」とか、
そんな言葉が要らない境地。

追加でもう一皿注文した上ミノ。

「あはっあははは」
超ぶっ飛びなうまさでした。

「なんでジージーって言うんですか?」
おそらくこれまで何百回、
いや何千回聞かれたであろう質問を、
勇気を振り絞って尋ねてみたのですが、
「説明すると長いから!今日は勘弁して!」
期待を裏切らないご回答をいただきました。
ありがとうございます!!!

本当か嘘かわかりませんが、
(お店の女将さんが言っていたのでたぶん本当)
7月末で長い歴史に終止符をうってしまった、
福生名物ジージー焼。
(お持ち帰りは引き続き継続!)
いつの日か七輪でうちわパタパタが復活することを、
強く強く願っております。
【お店】福生名物『ジージー焼』
【住所】大聖病院の近く

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