2013.11.21 Thursday
焼き鳥火の鳥プレゼンツ、
『田村酒造、蔵見学ツアー』に参加してきました。
まずは敷地内にあります会議室みたいな場所で、
田村酒造の歴史や酒造りに対する想い、
みたいなものがいっぱい詰まった、
約30年前制作の手作りビデオを観賞。
そして16代目、田村半十郎社長から、
ありがたいお話を頂戴したわけなのですが、
「会いたかったぁ〜会いたかったぁ〜Yes!!!」
状態の緑の大仏は何を言われても頭に入らず…
(だめだこりゃ)
場所を移して蔵の方へ。
新酒が出来たことを伝える酒林の説明を受けるも、
解き放たれた巨大マリモにしか見えず…
(まだだめだこりゃ)
靴からスリッパに履き替え蔵の中へ。
(田村さん。想像していたよりもフレッシュだったなぁ。失礼)
お空に突き抜けていた煙突の根っこ。
いい塩梅に積まれたレンガがなんとも。
(国の有形文化財)
お酒の神様がいます。
うまく撮影出来なかったのですが、
この緑のタンクには1万3000リッターのお酒が…
室温は16℃くらいでしょうか。
温度を一定に保つ昔ながらの蔵。
すんばらしいですね。
なお、大仏が温度計めがけてパシャパシャ撮影している合間に、
・酒造りの工程
・発酵のこと
・麹のこと
などなどお伝えすべきことをたーくさん伺ったのですが、
メモ忘れでお伝え出来ず。
気になった方は仲間を10名以上集結させて、
田村酒造の蔵案内にゴーしましょう。
お外に出て。
奥に見えるのは田村家のお屋敷。
言わずもがなゴイスー(凄)であります。
田村酒造場といえば、
みなさまご存知「まぼろしの酒」嘉泉。
この『嘉泉』の由来にもなっているのが、
今も大切に守られているこの井戸水(よきいずみ)です。
酒造業の創業
文政5(1822)年、田村家9代目勘次郎により造り酒屋という家業を興し、
ここに蔵元としての歩みを開始しました。
『嘉泉』の由来
酒造りを開始するにあたり、
勘次郎は敷地内の各所に井戸を掘ったそうです。
すると、大欅(樹齢6〜800年)の傍からこんこんと、
清冽な泉が湧いて出ました。
この豊かな水脈こそ、
秩父古生層の岩盤から湧き出る秩父奥多摩伏流水で、
酒造りに最適な水でした。
勘次郎はこの水を「よきいずみ」として讃え、
酒銘を『嘉泉(かせん)』と命名しました。
創業以来、現在もこの井戸水を仕込み水として使い、
嘉泉の酒造りを支えています。
田村酒造場で頂いた資料より引用
樹齢6〜800年の大欅。
いい気(木)を貰うため、
みんなで木に触れたり、
耳をあて水の流れを聞いてみたり。
いやはや、福が生まれるパワースポット。
神聖な空気が漂っておりました。
みなさんが撮影しているのは、
お庭を流れる(!)、
田村分水(鯉がいるぞ)。
慶応3年(1867年)に取水権を得て依頼、
工業用水、生活用水、として福生村を潤してきたそうです。
ありがとう!田村分水さん!
続きまして裏手にある、
田村家の通用門へ。
奥に見えるのが田村分水の取水口。
普段は見ることができない、
田村家から見た玉川上水の図。
グワグワっ。
「タマガワジョウスイモイイケレド、
コチラデサツエイオネガイシマース」
海外からのお客様には、
風情ある通用門の方が人気でした。
一通り蔵見学が終了したところで、
みなさまお待ちかね『試飲コーナー』へ。
「ささ、どうぞ」
「アリガトウゴザイマース」
香りと口当たりを存分に楽しむ一同。
「最高です!」
恵比寿様のような笑顔が炸裂。
火の鳥、大ちゃん。
お気に入りのお酒を、
その場で購入することも出来ました。
僕はお土産に酒粕を購入。
これからの季節重宝します。
いい〜香り。
従来は酒蔵でしか口にできなかった、
『ふねしぼり無濾過原酒』の予約販売も。
特別本醸造幻の酒の「もろみ」をじっくり熟成を待って、
昔ながらの「ふね」で丁寧にしぼり、
そのまま一切手を加えずにびん詰めした、
芳醇な香り、とろりとした口当たりが特徴の無濾過原酒。
※お知らせするのが遅れてしまい申し訳ないのですが…
予約したい方は11月23日(日)までに、
福生駅西友近くにある、
「リカーベース福生」へお急ぎを〜!
(少量予約限定品です)
文政5(1822)年創業当時より、
初代・勘次郎さんからの家訓、
「丁寧に造って丁寧に売る」
の精神を守り通している田村酒造場。
飲み比べ会場(火の鳥)へ向かう一同
大量生産、大量消費のこの時代。
各銘柄を説明してくださった河本さん(みんな!ちゃんと聞いてる!?)
「丁寧に造って丁寧に売る」
の精神を頑なに守り続けているお姿に、
16代目当主、田村半十郎さん。遅い時間までお付き合いくださいました。
なんだか胸が熱くなりました。
トクトクトク…の図
こんな素敵な酒蔵がある街、福生。
蔵元の名前をそのまま冠した自信作「田むら」
一度はおいでよ。
こんな面構えの大仏ですが、これでも渾身の笑顔なのです
福が生まれる街、福生。
福生伝統「七本締め」ヨ〜ォ
今まで日本酒は若干苦手だったのですが、
大人の飲み方を習得し、
じっくり日本酒を楽しんで行きたいと思います。
ブログをブックマークしてチェックしてくださっているというお方。感謝です!
素敵な催しを企画してくださった、
焼き鳥火の鳥さん、リカーベースさん、
どうもありがとうございました。
次回の開催も楽しみにしています。
田村酒造場
【住所】東京都福生市福生626
【電話】042(551)0003
【HP】http://www.seishu-kasen.com/
【地図】
大きな地図で見る
今日もありがとうございました。
緑の大仏
スポンサードリンク